医療コラム

夏バテだと思っていたら…「実は鉄欠乏性貧血?」
こんにちは。埼玉県さいたま市浦和駅西口ミモザクリニック院長です。
「なんだか最近体がだるい」「立ちくらみがする」「足が冷える・疲れが取れない」……。
8月後半、こうした症状があると「猛暑の疲れや夏バテかな?」と思いがちです。しかし、実はその不調の陰に「鉄欠乏性貧血」が隠れていることが少なくありません。
特に女性は月経があるため貧血になりやすいですが、当院の診療でも「ずっと放置していたけれど、治療したら体が楽になった」「貧血の検査をきっかけに別の病気が見つかった」「階段で息があがるのは体力不足と思っていたけど、鉄剤を飲んでから走って階段がのぼれるようになりました」という患者様が複数いらっしゃいます。
今回は、見過ごされがちな「鉄欠乏性貧血」と、その背景にある胃腸や女性特有の病気についてお話しします。

健診などで「少し貧血気味ですね」と言われたことがあっても、
「昔からこうだし、日常なんてこんなもの」
とそのままにしていませんか?
貧血は徐々に進行するため、体がその状態に慣れてしまい、ご自身では「強い症状」として自覚しにくいのが特徴です。そのため、だるさや頭重感、階段での息切れなどを「単なる年齢や夏バテのせい」と思い込んでしまう方がとても多いのです。
ですが、実際に当院で血液検査を行い、鉄剤の服用などを始められた患者様からは、
「朝の寝起きが全然違います」
「日常の疲れにくさがこんなに変わるなんて、もっと早く受診すればよかった」
とお喜びの声をいただくことが本当に多くあります。
だるさや倦怠感を感じていても、更年期かも?と思っている方も少なくありません。でも、その症状が、甲状腺機能の異常による症状だったり、貧血だったり、不整脈だったりします。そのような症状がある方には、一度受診して、必要な検査を受けてみることをお薦めします。
鉄欠乏性貧血は、「鉄分が足りない」という結果に過ぎず、「なぜ鉄(血液)が失われているのか」という原因を突き止めることがとても重要です。
当院でも、貧血をきっかけに詳しい検査を行ったところ、以下のような病気が見つかったケースがあります。
貧血症状でご来院され、当院で腹部超音波(エコー)検査を行ったところ、大きな子宮筋腫が見つかり、婦人科での治療につながった患者様がいらっしゃいます。生理が重いのか、量が多いのかは人と比べることはできません。自分の普通と思っていることが普通でないこともあります。経血量が多い状態が当たり前になっていると、ご自身では気づきにくいポイントです。
鉄分を摂るならレバーやひじき、というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。効率よく鉄分を補うおすすめの料理をご紹介します。
貧血は、決して「体質だから仕方ない」と諦めるものではありません。原因をしっかり調べ、適切に鉄分を補うことで、毎日の生活の快適さがガラリと変わります。
このような心当たりのある方は、「たかが貧血」と放置せず、ぜひお気軽にご相談ください。血液検査はもちろん、必要に応じてお腹のエコーや胃カメラなど、お体に負担の少ない方法で原因を詳しくお調べいたします。
今年の後半を元気に過ごすために、一度ご自分の血液と胃腸の健康をチェックしてみませんか?
ミモザクリニックでは、女性医師と女性スタッフで、検査のハードルが少しでも下がるよう、リラックスできる雰囲気でお待ちしています。